社員教育では部下への呼びかけ方も重要!?

「自分はできていたのに…」はダメ

ある程度の社会人経験を積んだ会社員に多い悩みが、社員教育に関することです。「なんでこんな仕事もできないのだろう?」や「自分がこれくらいの入社年数のときは、もっと業務を理解していたのに…」などと、上司が部下に言いたいことは山ほどあるかもしれません。しかし、それをそのまま口に出したところで、部下が素直に成長してくれる可能性は低いのです。むしろ答えが見つからない迷路に部下を追いやって、仕事に対する意欲を低下させてしまうリスクがあります。

名前を呼ばれることがストレス!?

社員教育にあたっては、まず自分が新人だったころの気持ちを今一度思い出してみてください。上司から急に「おい、鈴木!」と名前を呼ばれるだけで、「なんかミスしたっけ!?」とドキドキしていませんでしたか?部下というのは、常に上司の顔色をうかがう傾向があります。ですから名前を呼ばれるだけでも、部下にとってはちょっとしたストレスなのです。したがって、部下に話があるからといって無意識に声をかけてはいけません。社員教育は名前を呼ぶときからすでに始まっているのです。

大切なのは、声をかける時点で「私は怒るわけではないんだよ」というニュアンスを部下にわかるようにすることです。部下が同期からあだ名で呼ばれているのなら、そのあだ名で呼んでみるのもいいでしょう。あだ名には相手の緊張を緩める効果があるので、相手は受け入れ態勢を整えることができます。社員教育で悩まない上司とは、部下が能力を発揮しやすい状況を作ることができる人です。そのためには部下に無駄なストレスを与えないように、呼びかける段階から言い方を意識することが大切だといえます。

社員は会社に貢献するのが仕事です。会社は教育ばかりにコストを割くことはできませんが、それでも社員教育は重要になってきます。より会社に貢献してもらうための投資ということです。